マイ ストーリーズ-大切な人たち

おねがい!DJ!

はい、最初のお葉書はペンネーム『時の流れに浮く小舟』さんからです。 「こんにちは。私は出雲に暮らす高校生です。 先週、高校のバス遠足で大山に行きました。 牛を見たり、芝生で遊んだりしてとても気持ちよかったです。 みんなでお弁当広げてワイワイ食…

優しい人

私には、兄がいる。確か4歳違いの64歳。 子供の頃、両親から“ダイちゃん“と呼ばれていた兄は、成長とともに無口で、全く何を考えているのか謎すぎて、近寄り難い人になっていった。 きょうだいの3番目に生まれた私が物心つくまでの約10年間、極貧と社会性に…

美しい景色のように年を重ねる

※命に関する記事です。気分を害されるようでしたら、ごめんなさい。 島根で二人で暮らす両親。 父、90歳。母、84歳。 実家から離れて暮らす私が両親に出来ることは、こまめに電話して声を聴くことと思っている。 特に6月に入り、骨粗鬆症の母が入院したので…

ヒーローになりたい

今週のお題「やる気が出ない」 ※この記事は以前も書いた、息子と仕事のお話です。 tenebo.hatenablog.com 先日、寝苦しく明け方まで寝付けなかった。 諦めてタブレットとイヤホンを取って来て、横で寝ている主人を起こさないように、そっと川上ミネさんのピ…

字のないはがき

この絵本はすでにご存知の方も多いのでしょうか。 私は先日、孫とライン電話をする時に、何か読んでやれる絵本がないかと物色している時に見つけました。 「なにこの豪華なオールスター絵本!」表紙でびっくり。 内容にもグッときて、即家に買って帰りました…

さらけ出して伝える父の愛

今日も、島根の実家に電話をした。 老いた2人で暮らす両親に、遠方で暮らす私が出来るせめてもの親孝行と思って、1日おきに電話をかけることにしている。 3月末、仕事が長期休暇だったので、様子を見に帰った。 コロナのために1年ぶりとなった帰省は、良い結…

カラオケの思い出

なんとなくカラオケに行かなくなって久しい。 コロナのせいばかりではない。 ウチのカラオケは、なかなか盛り上がる。 *** 私は子どもの頃から、家族パーティが大好き。 8人の大家族で、お金はない家だったので、誰かの誕生日と言っても、外食もご馳走もなか…

私の娘の話

今日、娘が結婚記念の写真を撮る。 入籍は昨年11月で、コロナもあり、両家両親と2人の6人で食事をして祝った。 今日の撮影会も、コロナで2人以外はお断りとのこと。 *** 娘がまだ3歳の頃の印象的な一コマがある。 主人、息子、4人でファミレスで日曜日のモ…

4歳の君の今日は どんな日かな

私のニックネーム banchan は 4歳の孫が、言葉を発し始めた頃 私のことを 「ばあちゃん」ではなく「ばんちゃん」 と呼んだところからつけた。 私はそれをとっても気に入っている。 ばんちゃんの名付け親は 不思議な力を持っている。 先週末、 私の父が老人…

空気を読まずに生きてきた

私は、以前このブログでも紹介させて頂いた 占いサイトプルモアによると “大樹“のカテゴリーにハマる。 tenebo.hatenablog.com 私は、この判定をとても気に入っている。 自分にしっくりくる。 子育ての中でも、この“大樹“感をガンガン出していた。 自分の中…

「1mmも楽しくない」

長男は、1人目の子が生まれる前までは よく迷っていた。 仕事が自分に向いていないと。 「仕事で、1ミリも楽しいと思ったことがない」 が口癖のようだった。 何か、背中を押すような 気の利いたことを言ってやりたのだけれど ヤツは頑固だ。 「僕は仕事が嫌…

親と子と

親と子の人間模様の舞台と言えば蕎麦屋だ! ったと思う。 『一杯のかけそば』ブームは1988年だったらしい。 私にも『一杯のかけそば』時代があった。 *** 当時子育て中で、収入は主人の稼ぎだけだった。 買い物の時は、予算内で買えてるか レジ前で確認す…

ちょっと変わった父ですが。

今週のお題「告白します」 これが私の父です。 「これが、私の両親です」と紹介すること自体 若い頃は 結構勇気のいる告白だった。 なんせ仙人のような、構わない格好をしている。 私が父を紹介するなら まず、笛と太鼓ができることからだ。 出雲の神社の神…

言葉の花束

私の娘は31歳。 昨年嫁いで行きました。 大人になって、母の私より社会性が広がり、 考えも、独自の世界観を持つようになって。 でも、何故か私(母)のことを話す時 切なく目に涙を浮かべる......なぜなの。 それに答えてくれた日のメールは 私の宝物です。…

姉、犬を飼う

姉は2つ上。 高校の国語の教師をしていた。 テニス部の熱血顧問でもあった。 60歳で定年を迎え3年目だ。 何かと思うところもあるだろう。 親の介護や、自分たちの老後や。 そこにコロナで、可愛くて素直で頭が良くて 性格も良くて足も長い妹も押しかけて来れ…

私の母は、小宇宙

私の母は、陶芸家だ。 これは母が焼いた。 撮るセンスが悪くてごめん、母。 珈琲になってしまいたいぐらい、自称珈琲好きの私が 色々試して、これで飲むのが最高と太鼓判を押す。 コーヒーが滑らかになるし、口触りも良い。 母によると、神様の土で焼くから…

温かい彼の話

彼と言うのは、私の甥っ子で、弟の息子だ。 彼は、もうアラサーだ。 自閉症だけれど、訳あって関西で逞しく一人暮らしをしている。 2〜3歳の時に自閉症と診断され、小学生の時に親子で 私達を頼って近所に引っ越して来た。 楽しかった。 彼は夕食の後、自作…