はじめてのお客様
というわけで、(ここが書き出しです。とにかく書き始めてみました。)私が占い師としてブースに入らせていただくようになって、まだ半年も経たないわけですが、もう果てしなくドロドロと勉強ばかりしている気がします。
10年20年とプロとして活躍されている方々も、ゴールの無い勉強をされているのだろうから、61歳でのデビューは無謀なのかもしれません。
元々の耳鳴りに加えて、偏頭痛まで始まって、眼精疲労もとんでもなく深刻なようです。
以前の記事に数回登場していただいた鍼の先生も、悲鳴をあげている私の身体をケアしてくださりながら「チャレンジャーだねー。そういうところ感心するよー。」と言ってくださいます。
自分では、そのチャレンジ。。。リスクが伴うかもしれない壁にあえて挑む。。。的な感覚は全くわからないのです。
なんせ、一般的な同世代の人の平均的な感覚、というものが分かりません。
直感的にやりたいことをやって、やりたくないことは避けて生きて来ました。
やりたいことに対しては、結構計画的に根気強く頑張れるのですが、やりたくないことは、世間の人はそれでも頑張っているんだ!みたいなことでもあっさり背を向けて逃げてしまいます。
みなさんご自分の手のひらをちょっとご覧になってください。
左右どちらでもいいです。
親指の付け根の上から、手首に向かって、きっとよくご存知の『生命線』がありますよね。
その『生命線』と同じところ、あるいは若干上から、手のひらの中央に向かって『知能線』が伸びていると思います。
みなさん、この2本の線のスタート地点が重なっていますか?離れていますか?
重なっている人は、常識的で社会的に自分を周囲に合わせることができる人です。
因みに今まで私がブースで出会った方々は、皆さん重なっていました。
。。。。が、私とんでもなく離れています。
空気を読まずに生きる、マイペース人間です。(同じく離れている方、失礼しました。言い方ですよね。)
この度の61歳のデビューも、私的には、普通に有り、でした。
そうして、半年近く猛勉強して、事前のテストや面接などもクリアーできて、いよいよデビュー本番が近づいくと、ドキドキを通り越して、ワクワクして来ました。
最初のお客さんはどんな人だろうと思うのです。
それは、妊娠してお腹がどんどん大きくなって、少しずつ出産の現実味が湧いてくる時の気持ちと似ていました。明日は出産予定日という前夜、今は誰もいないベビーベットに、そこに赤ちゃんが寝ている時が来るんだ、と不思議に思ったものでした。
自分の学習塾ではずっと前から、生徒さんに占いを交えておしゃべりをしていたので、中学生だったりしたら緊張せずに話せるなー、とか。
どんな人なんだろう、記念すべき第一号のお客さま。
その人に会えたのは、私が初めての出店準備をして間も無く、まだ落ち着かないうちでした。
すっと入ってくると、「自分の会社の今後の見通しについて」という内容でいきなり、5500円分をオーダーしてくれました。
。。。それは、やっぱり私のスーパーマンでした。
初めて「いらっしゃいませ」と、言った相手は主人でした。
色んな意味で「ありがとうございました」と去っていく主人に深く頭を下げて見送りました。
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私は家族が大好きで、家族にも守られて、ここまでマイペース人間を貫いて来れたと感謝しています。
もし良かったら、再び手のひらをご覧になってください。
『感情線』という小指の下の方から人差し指方向に伸びる線がありますね。
これが人差し指と中指の付け根の間までしっかり伸びている人は、家族など、身近な人への想いが強い人です。
短い人は、感情的にはクールで(冷たいわけでは決してありません)人に対しても深追いはしないし、自分もそうして欲しいタイプの人です。
私はひたすら『感情線』が長かったのですが、最近途中から二股に枝線が出て来ました。
これは、身近な人に限らず、広く人を愛せるせるようになった証らしいです。
ブースで色々な方とお話しして、この仕事をしてなかったら出会えないような人のお悩みをお聞きし、晴れやかな顔で出て行かれるのを見送りながら、心から良かったと思うのです。
『この窓』から出てみて良かった、と。
因みに、主人の後の初のご相談者様は、なんと中学生の2人組の女の子達でした。
神様に感謝しました。
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毎月 第2、第4日曜日
白神江癸 しらかみみずき
で出演しております。お近くにお住まいでしたら、是非一度お立ち寄り下さい。11月にオープンする『ジブリパーク』の近くのイオンモールです。ついでに、会いに来て頂けた本当に嬉しいです。