おねがい!DJ!
はい、最初のお葉書はペンネーム『時の流れに浮く小舟』さんからです。
「こんにちは。私は出雲に暮らす高校生です。
先週、高校のバス遠足で大山に行きました。
牛を見たり、芝生で遊んだりしてとても気持ちよかったです。
みんなでお弁当広げてワイワイ食べました。
実はなんと、そこにNHKの人が取材に来たのです。
写りたいけど恥ずかしいと思いながら自然を装って過ごしました。
夕方のニュースで流れると聞いたのでチェックすると、写ってました、私!
でも、ちょうどカメラが来たその時、
坂になった芝生でスッテンコロリンと転がってました。
悲しいです。
オフコースの『少年のように』をお願いします。」
はい、『時の流れに浮く小舟さん』ありがとうございました。
そうでしたか、転んじゃいましたか。
しかし、大山、いいですね。気持ちのいい季節ですよね。
では『時の流れに浮く小舟』さんのリクエストで、オフコースの『少年のように』聴いてください。。。。。。。
これが、私にとって初めて自分の文章が公共の電波に乗った感激の瞬間でした。
普段から地元FMはよく聞いていて、DJはお兄さんのような存在でした。
『時の流れに浮く小舟』』という、なんとも微妙な、JKらしからぬ枯れたペンネームでしたが、その後も何度か読んでもらいました。
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先日大きな娘Mから、「これ当たった!」ってラインが来まして。
見ると小田さんが参加するフェスのチケット。
それも、会場がうちから近い!
Mは県外なのに、私ノーマークだった。。。。
どっちにしても夏は夏期講習やらで行けないし、仕方ないか。
それにしても、小田さんはつくづく凄い。
もうすぐ74歳なのに、ファンの前で歌うことを諦めないし、歌うことや人生の価値感にブレがないと思うのです。
80歳になる前に、コロナ収束して、小田さんが全国ツアーできますように。
おねがい!DJ!
小田さんは、我が家にとってフラッグなんです。
目印の旗
家宝の旗
そして
応援の旗
はい、では次のお葉書はペンネーム『ぽんちゃん』さん。
9月に出産を控えた、もうじきママさんですね。
「いつも小田さん(オフコース)の曲を聴くと『小さい頃の大好きな家族に守られて安心いっぱいで過ごしていた自分』がふわーっと湧き上がってくる。お母さんにとっての小田さんとは違う意味で私のルーツが詰まっているような存在。
そして私にとって家族は居場所であり、その時に自分が感じていたなんとも言えない幸せな気持ちが蘇ってくる。特にオフコースを聞いている時って、家族みんなで聞いたり歌ったりしてた記憶があるから、余計に幸せ感が大きいのかもしれない。
そんな場所があって育ってきた私は幸せです。」
このメッセージを読んだお母さんは、さぞかし嬉しかったでしょうね。
『ぽんちゃん』さんも、きっと素敵なママになります。
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では、次のお葉書は、ペンネーム『ウルトラのママ』さんです。
「長男が4歳を過ぎた頃から、ふいに『ママ大好きだよー』っハグしてくれることが増えました。『急にどうしたの?何かあった?』と聞くと『ママのことが大好きだなぁと思って』との返事。妹が生まれて兄になった長男を、一段と愛おしく思った瞬間です。
厳しく叱られようが、怒られようが、いつも200%の愛をくれる長男。
一方で私は、同じ気持ちで向き合えてないと思い反省しました。
イライラが伝わるような声色で接したな、『ちょっと待っててね』って何回待たせたかな。
反省ばかりです。
『愛おしい我が子、誰よりも大切に思っている』と思っていましたが
子の親に対する無償の愛ほど大きく深くピュアなものはないと気付かされました。
子育てというけれど、子どもに育ててもらっている。親にさせてもらっている。
なんなら神様から預かった子どもを育てさせてもらっているという感覚にさえなりました。」
このママの義母さんは、素敵なお嫁に感謝したことでしょうね。
大切な息子に、宝物(ファミリー)をありがとうって。
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最後のお葉書は、ペンネーム『カズマ』さんです。
『カズマ』さんは、自閉症という障害がありながら、自立して生活しているそうです。
「ぼくは、実は全国障がい者技能競技大会(全国アビリンピック)県内予選大会に出場しまして、ズバリ、1位を獲得しました!!
従って12月に東京で開催される全国大会へ出場することになりました。
引き続き練習を積み重ね、更なる上を目指すよう、頑張ります!」
私の甥っ子、カズマは、本当にいつも上を見ている人です。
毎年夏と冬の2回程しか会えないけれど、その度に逞しくなっています。
人混みでは集中が途切れないように耳栓をつけているし、コンビニで水1本買うにも、つい不要な挙動をしてしまう。それでも、一度も弱音を聞いたことがありません。
経済的にも節約に心がけ、身体づくりにも気をつけています。
自立して生きる覚悟を、しっかりと持っている人です。
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私は、といえば、初めてリクエスト葉書を読まれた日のワクワクから、人生のいろいろな味付けを美味しく味わって、遠回りしたけれど、今、文章を書く、読んでもらうことへの努力と挑戦を楽しんでいます。
さあ、それぞれの場所で頑張るみんなに、応援の旗を振ろう。
目印はここだよって、いつも振り続けるよ。
疲れた時は、上を見るんだよ。澄み渡った空に、あの頃聴いた小田さんの歌が流れているよ。