タコはタコでも

 

 

なんだかやる気が出ない。

これを五月病というのかな?いつもなら楽しみに読ませてもらう人のブログを開けても、文字を追う根気が出ず、そのままスクロールしてしまう。きちんと読ませて頂きたいので、トップページは開けるけど、スターを残さず閉じてしまう。なので、自分も創作意欲が湧いて来ず、グダグダだ。

 

無心

昔、近所に大きな河があるので、そこに子ども達を連れて行った時のこと。キラキラと輝く水面でたくさんの大人達が、水と風と一緒に遊んでいた。ウィンドサーフィンの色鮮やかな帆があちらこちらで揺れていた。中でも、初心者と思われる若いカップルが、何度も水に落ちてははい上がり、チャレンジし続けていた。「いいなぁ。無心で。」と眩しく見ていた。

 

主人は、無心が得意だ。仕事がキツい分、スパッとオンとオフを切り替える。睡眠時間を割いてでも楽しみにのめり込める。そして、あれこれではなく、極めたい派だ。大学時代付き合っていた頃、よくギターを弾いてくれた。実家にいた時、歌うま弟と、サイモンとガーファンクルのギター弾き語りで、ハモリの練習にのめり込んだそうだ。

 

 

youtu.be

 

これを、ほぼ完璧に聞かせてくれた。私も実家で、少しギターやってたので、これがどれくらい凄いかわかる。ところで、愛読ブロガーさんの記事で、ギタータコができるまでは、とりあえず練習する、と書かれていて。主人とひとしきりギタータコの話になる。「私、タコ取れて指紋無くなったよ。」と言うと、「指紋無くなるのと、タコできるのは、また違うでしょ。」と主人。そして、指を差し出して、「ほら、これでしょ。」と。「えーーー!まだ残ってんの?」とまさにギタータコを見せられ驚く私に、「これ、ゲームタコ。ホラ、ロボット操作、、、、、」なんでもええわい、ゲームかい!昨夜も、私が寝る時、必死でそのロボットに「チゲーわ〜」とか言ってやってた60歳。そして、目がさめたら、隣のベットに寝た気配なし。オールでゲームして早朝から趣味の空手の大会へ出かけたらしい。凄い生命力。

 

 

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金曜日の夜、中3生のお母様から、「やる気が見られず、喧嘩になってしまう。先生から話して欲しい。」とお電話を頂く。早速昨夜彼女に残ってもらい話をした。「勉強やってないわけじゃないのに、ママはやってないところを見て怒ってくるから喧嘩になる」と状況説明。そして自分としては「自信とやる気の関係だと思う。」と。すごーい!ピンポンピンポン!

 

やる気というのは、無心でできるわけではないことに対して使うので、それは面倒くさいも伴うことで。勉強をする時に、やる気が不要になれば、アインシュタインレベル、最強になる。それは、好きになること。彼女のみならず、多くの子が自信がつけば、好きになる。好きになれば、やる気はいらないということだ。彼女は他者と比較してはダメなことも十分わかっていた。ただ、ただ、ママに認めて欲しいのだ。

 

「頭ではわかってんだよねー」と小学生の女子のように声を合わせて、話は終わりにした。だって私がそうだもの。