占い師、卵から孵る。
久しぶりに自分のブログを読んでみて、60歳の自分に感心した。
61歳になってみたら、そんな人生の細部を思い出せる気がしない。
60歳の時書いて残して良かった。
でも、このわずか半年後に、人生の流れが大きく変わるとは、思ってもいなかった。
『この窓』から飛び出して、61歳にして『初めて見る景色』を体験している。
占い師をやっている。
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島根の山の中、大きな自然を感じながら、ひたすらちっぽけな自分の内面と向き合った10代。
児童養護施設でヤンチャな高校生と格闘していた20代。
自分なりのやり方で学習塾を始めて、ずっと続いて25年。
そして61歳で占い師の道を歩き始める。
私の人生を語るならこの4つのストーリーが柱になる。
まさに、『四柱推命』だ。
自分で『四柱推命』の運命学を紐解けるようになって、自分の人生が『命式』という設計図通りにピッタリ生きて来たことにびっくりした。
一つ一つの経験が、全く新しい出会いのようでいて、でも何か伏線が引かれていて、導かれていたようにも思える。
この記事に書いているように、昨年の秋、夕陽と、山と川、空と雲が融合した自宅近くの景色に、無性に心惹かれるようになった。
そして、夜空を見上げては、星が私に、何かを「感じなさい」と語りかけてくるのだ。
でも、何に気付けばいいのか、分からなかった。
この半月後の日曜日、まさに導かれるように、自宅から遠いイオンにある占いのブースに、高速に乗ってでも行きたいと感じ、そして手招きしてもらって入ったブースの占い師さんから「あなた占い師になりなさい」と言ってもらい、名刺をいただいた。
それは、四柱推命の4つ目の柱が動き出した瞬間だった
その後のデビューまでの猛勉強の中で、コンステレーション と言う言葉に出会った。
易的には、「運の向き」だそうだ。虫の知らせのような感覚が複数回起こり、それをつなげて、天からのメッセージに気付く、易者として大切な感覚だ。
コンステレーション 検索してみて、涙が出そうだった。
日本語訳は「星座」だった。
夜空の星たちが、私に「感じなさい」と訴えてくれていたことは、「この道を行きなさい」で間違いないんだ、とわかった。
一つ一つの星は、偶然を意味して、それを結んでみると、星座になる、メッセージになる、と言うことだ。
人は悩むと、その自分の弱さと向き合って、改善方法を模索する。
東洋思想の「陰陽」という言葉は、誰でも一度は見聞きしたことがお有りだろう。
この「陰陽」をしっかり学ぶと、悩みがちな方も、きっと心が楽になると思う。
悩みがちな人ほど真面目で、正しさを求めたり、優秀でなければ、と頑張ってしまう。
プラス言葉の対としてマイナス言葉がある。
いい例えではないけれど、陽気と陰気、賢いとおバカ、スマートとぷっちょ、働き者と怠け者などなど。真面目な人は、陽気で賢くてスマートで働き者であるべき、あるいは、そうあろうと努力しなければと思う。
それで、その自分の期待に反してしまうと自己嫌悪に陥ってしまう。
世の中には、どうしたら期待通りの自分になれるかの自己啓発的な情報がたくさんある。
でも、見聞きして成る程と感動しても、結局いつもの場所で撃沈している自分に「何も変われない」と否定感を持ってしまう。
「陰陽」の考え方だと、まずプラス言葉ばかりをチョイスする時点で間違っていると気付ける。
満月と新月が繰り返されるように、陽が昇って沈むように、陽と陰は絡まりあってこそ発展できる。この事実は、あなたを励ますわけでも、奮い立たせ啓発するためでもなく、事実として言える事だ。
人自身も、人を取り巻く出来事も、陽ばかりでは発展しない。
この考え方に出会えあて、私自身がどんなに楽に生きられるようになったか。。。。
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本当に久しぶりに書いてみたら、全く言葉が出て来ません。一日がかりでした。
今は、とにかく運命学の猛勉強中です。
自分が塾の子どもたちに「ここ覚えといてね」と、丸暗記で丸投げしない、分かりやすく理由を説明し納得してもらうこと、を信念にしているので、運命学も、原理原則、因果関係の筋が通らなければ、相談者様に暗記だけの吉凶をお伝えしたくない、という信念があります。
こんな私ですが、どれどれどんな感じ?と興味を持っていただければ、
毎月 第2、第4日曜日
白神江癸 しらかみみずき
で出演しております。お近くにお住まいでしたら、是非一度お立ち寄り下さい。
11月にオープンする『ジブリパーク』の近くのイオンモールです。
ついでに、会いに来て頂けた本当に嬉しいです。
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また、占いに関する気づきや、これまでのような内容のエッセイも書いてみようかなと思います。占い師の卵の成長過程を傍観する感じで、またお立ち寄り下さい。