人を探しています 続編
実はこの話には続きがあります。
あの不思議な手紙、画像には写さなかったけど
商品申し込み用の切り取り線付きハガキがありました。
その葉書には、修正テープが貼られてあったのです。
どういうことだろうねー と興味を持った主人が
その修正テープの部分を蛍光灯にかざしてみたのです。
うっすらと文字が浮かんで、なんとか読めました。
そこには、多分この方本人の住所と名前が書いてあったのですが
心当たりがありません。
さらに、古畑お父さんはその住所をGoogle Earthで特定して
みました。
そこは、島根県の私の実家をもっと山奥に入ったところでした。
名前については、下のお名前と同じ同級生が一人だけいましたが
苗字は結婚されていれば、なおさら見当が付きません。
私は、生まれたのは東京で。
父親が若い時上京して、母親と出会い、
私が小学校に上がる少し前まで東京にいました。
島根に帰っても、私は出雲弁ネイティブにはなりきれず、
元々人付き合いが苦手で、ひねくれた性格もあって
ずっと、深いところで人と距離を置いていました。
そして、故郷を離れました。
同窓会の時、その名前の子は来ていませんでした。
その子の今を尋ねると、詳しくはわかりませんでしたが
違う苗字でした。
あの不思議な手紙の人は、
多分ご自分の健康のために、このサプリを買おうとして
いやいや、これは是非あの捻くれ者が使えばいい、と思って
どこかで私の住所を調べて、そして送ってくれたのでしょうか?
優しいあなたは誰ですか?
故郷は遠い。