花粉戦士

今週のお題「花粉」

 

 

今朝は、例のどんより気分で目覚めた。

 

ブログを始めてから、65日

「さあ、ブログちゃんに餌あげなきゃ!」みたいな、

「今日は何書こうかなぁ」で起床する。

 

 でも

今朝は、そうではなかった。

何かあったわけではなく。

 

 

ただ言えることは

ブログに書くことが浮かんでくる気がしない

どんよりとした朝が周期的にくる。

その周期が確実にあることが掴めた。

 

 

その要因に、天気が大きいことも、間違いない。

 

そして、花粉 だ。

 

昨夜から急にひどくなって来た。

目が痒い

頭がぼーっとする

身体がだるい

 

若い頃から、花粉に共に戦って来た主人は

今年も2月中盤には薬を飲み始めていた。

私は、その頃全く平気で、

戦線離脱宣言とバンザイをしていた。

 

私は、2年前から耳鳴りに悩んでいるので

「耳の代わりに鼻は許してくれたんだね。」

と、半分意味不明なことを言って喜んでいた。

 

 

花粉症の薬は日進月歩で良くなってる。

 

 

花粉症歴42年。

当時は、薬というか、

装置って感じの噴霧器を持たされた。

でも、救世主ではなかった。

 

2月にくしゃみをすると

「来やがったか。」

と戦闘態勢の覚悟が必要だった。

長い戦いになるから。

 

今はいい。気楽だ。良い薬がある。

 

 

 

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花粉と戦う。マスクはちゃんとアベノマスク。

 

逆に、

こんな日は、お花畑でるんるん(擬音が死語) 

みたいなお話を書きたいところだ。

花粉に悩んでるのにお花畑もなんだけど。

 

 

 

アレルギーと言えば、私は海老をはじめ、

魚介類のアレルギーもある。

重症にはならないけど。

 

なので、旅先でも、予約を取る時は

私のだけ魚介類を避けてもらうよう

お願いする。

 

 

長野へ行った時だ。

長野はいい!とにかく、食べ物が美味しい!

泊まった宿も、食のレベルが高くて、

夕食を食べながら

家族で、「もう、ヤッバイ、これ!」と

ハイタッチしていた。

 

夕飯の感激そのままに、

朝ごはんも全く手を抜いていなかった。

焼きたての鮎の塩焼き、朝食に!

 

が、私のとこには、無い。

仕方がない、魚介類とまとめてしまわないと

アレよし、コレだめ、と言っていては申し訳ない。

鮎なら食べれるのになぁ。

 

 

気を取り直して、代替品に胸を躍られる。

こんなハイレベルな食事の宿だ。

期待しない方が無理だ。

 

ガラスの器が運ばれて来た。

「魚介類がダメなお客様?」

と、手を挙げた私の目の前に置かれたのは

0.7cm角に刻まれた、なぜか りんごだった。

 

代替品あるあるだけど、

期待とのギャップで、あんなに面白かったのは

他に無い。

 

  

 

風のように、雲のように、そして夕げの支度の家々のように

 

 

もしも、私がいつの日か死んで

お葬式をしてくれるなら

「母は生前、このアルバムの2曲目のような人になりたい

と言っていました。」

とみんなに伝えて欲しい。

 

そして、このアルバムを流して欲しいと

子どもたちにお願いしてある。

 

 ピアニスト 川上ミネさんの曲だ。

 

 

 

以前私の塾に、お母様から激しいクレイムの電話があった。

連絡の行き違いで、休室の日に来てしまった中3の女の子が

私もその夜留守にしていた為

夜道を1人で歩いて帰って来たということだった。

 

それは、文句ではなく

お母様の悲鳴に近い怒りだった。

その声は、電話越しでも、

2階に居た娘にも聞こえたようで

「お母さん、大丈夫」と心配して降りてきた。

 

その授業の担当だったアルバイトの学生に

飛び火しないよう盾になり

落ち着いてくださるよう謝り続けるしかなかった。

 

ただ、彼も自分からも誠意を持って謝りたい、

と言ってくれた。

その言葉が、芯まで沁みた。

 

 

その深夜

疲れ果て、

イヤフォンをつけて、うつ伏せになって

川上ミネさんを流した。空っぽになりたかった。

 

2曲目で号泣する。嗚咽が漏れる。

何も言わずに普通にしてくれる主人の存在に安心して

涙が止まらない。

 

 

その時

脳の奥の方から

「許す」

と聞こえてきた。

 

誰かの声ではない。

でも言葉ははっきりしている。

 

そのお母様を「許す」とか

到底そんな単純な意味とは思えない。

 

私を「許す」のか。

誰が、何について、私に許しを与えたのか。

広い、広い、空間の中で

何かに私は、許された。

 

大きな優しさの、何かに。 

 

 

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小田和正』と書いて、『「この窓」の原風景 』と読む。

風のように、雲のように、そして夕げの支度の家々のように

私の心に沁みてくる、小田さんの音楽。

 

小田さんのように、綺麗な声や綺麗なメロディは

持ち合わせていないけど、

そんな風に言葉を紡げるようになったら素敵だ。

 

 

 

日々の中で

目に映るもの、聞こえてくるメロディが

身体の深いところで私を揺さぶる。

 

でも、それを言葉で言い表せない。

いつか、言い表す言葉を見つける。

それが私の目標だ。

 

 

 

川上ミネさんのピアノの音や

村治香織さんのギターの音や

優しい、嫉妬して降参してしまう程、優しい。

 

 

でも、いつの日かそんな文章を書けるようになりたい。

 

 

 

 

3月12日、胃癌で亡くなった義父の命日だ。

痛みと闘い、顔を歪めながら衰弱する義父の枕元に

音楽を流したい、と看護師さんに了解をもらった。

 

ラジカセとCDを持ち込んで、小さな音でかけた。

義母が「お父さんの顔が穏やかになった」と

心から喜んでくれた。

それから、まもなく義父は天国へと旅立った。

 

音楽の力は、凄い。

ささやかな言葉しかない私だけど、

いつか、近づきたい、音楽の凄さへ。

 

 

 ※川上ミネさんの他のアルバムはAmazonにもありますが

このアルバムは見つかりませんでした。

O MUE CAMINO      mine kawakami

 

 

 

 

 

不気味な無料お試しセット の話

 

 

ある日、

私の元に、再春館製薬のドモホルンリンクル

無料お試しセットが届いた。

 

えー、いいんですか?貰えるんですか?

私当たったんですか?

一度試してみたかったー。

 

 

そんなわけはない。

「お申し込み有難うございます」

とある。

 

申し込んだ覚えがない。。。。。

急に、テンションが下がる。

気味が悪い。

 

記載されているフリーダイヤルに問い合わせると

PCから申し込まれている、と言う。。。。。。

 

 

 

私PCやりながら、何かクリックしてしまったか。

 

とりあえず、申し込みフォームをネットで見てみる。

びっくり!

事細かに書かなければいけない。

流石にこれは、クリックのミスではできない。

 

再びフリーダイヤルにかけて、

全て記入されているのか問い合わせる。

 

私の名前は、読み方がレアだ。

それも正しく、生年月日、PCアドレス、自営業、

全て知られている。

気持ち悪い。。。。。怖い。。。。。。。。。。

 

 

そして悔しいことに

お肌の悩み

シミ、シワ、たるみ

みんな合ってんじゃん!

 

これは、誰か紹介者からの情報ではなく

本人からの申し込み なのだそうだ。

いや、私じゃないし。

 

 

ただ一つ幸いだったのは

CM通り、オペレーターさんが皆さん親身に

対応してくれたこと。

 

発信元のアドレスが確かめられないか、お願いすると、

30分後くらいに折り返しの連絡があり

PCからサイトに入って申し込まれたとしか

分からないという。

 

一応再春館製薬の方で私の情報を抹消してくれるとのこと。

電話でも、私の名前を語る人があったら注意する

と言ってくれた。

 

 

 

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早速子ども達に相談した。

 

主人には言えない。

毎日忙しくしてるし。

私に落ち度があるかもしれないし。

主人は“心配受容“のキャパが小さいので、

逆にガミガミ怒ってくるし。

 

2人とも、まあ悪さのしようはないしね。

出どころがわからないと気持ち悪いよね。

と、至ってクールな反応だった。

 

 

 

翌日、私の頭からこの一件が離れない。

 

昔、「東京ってのは恐ろしいところだ〜」と

田舎の人たちが言っていたように、

 

「ネットちゅうのは恐ろしいモンだ〜」

と言うイメージが頭から離れない。

 

 

 

その夜。

洗面台から、風呂上がりの主人が声をかけてきた

「そう言えば、この間育毛剤と一緒に

ドモホルンリンクルの無料サンプル、、、、」

 

って、え!え!

お父さんだったの〜

 

 

 

主人は、最近とても美意識高いおじさんだ。

洗面台の前に長く居る。

無料に惹かれて、

ドモホルンリンクルを使ってみたくなったとのこと。

 

そんなに美を追求して、どこまで行くんだお父さん。

 

あと、肌の悩み、シミ、しわ、たるみ

あれは、誰のこと?え?

 

 

 

 

空気を読まずに生きてきた

 

 

私は、以前このブログでも紹介させて頂いた

占いサイトプルモアによると

“大樹“のカテゴリーにハマる。

 

 

tenebo.hatenablog.com

 

 

私は、この判定をとても気に入っている。

自分にしっくりくる。

 

 

 

子育ての中でも、この“大樹“感をガンガン出していた。

自分の中では、正義だし常識だとさえ思っていた。

 

一言で言うなら

「どんな時でも、自分を曲げずに真っ直ぐに生きろ」

だろうか。

 

 

 

でも、子ども達が大学生として巣立っていくと

2人ともが、それぞれに

「お母さんの言う通りに生きてたら、友達ができない」

と言うようになった。

 

ショックというより

そうなんだ、だから私友達いないだね

と今更ながらに感心した。

 

 

 

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子どもたちは、コミュニケーションに努力をはらった。

 

息子は、

「僕は、人の心の動きが本当に読み取れない。

だから、データを収集することにしたんだ。

この人に、この話題を振ると盛り上がる、

あの人に、何をプレゼントした時喜んでくれた、

ってね。

そういうデータを僕の手札にしてる。

相手によって、出す札を選ぶんだ。」

 

 

娘は

「会話って、他人との食事みたいで

辛かったり、薄かったり

いろんな味付けの人がいて

その時その時の味付けを楽しみながら

ご馳走になるんだけど

しばらく続くと自分の家で

自分の味付けで食事したいって思うんだよね」

 

 

私はといえば、この努力をすることで

自分が非常に疲れることがわかっているので

その道は、全て避けてきた。

 

 

2人は、

「でも、それがお母さんだから

お母さんはそのままでいいんじゃない」

と言ってくれる。

 

 

主人は、

私が、地域のコミュニケーションに関わらなくていい様に

盾となり、走り回ってくれている。

 

 

 

 

私は、“大樹“の自分が好きだけど

 

その場所に根を張って、動かず

周りに合わせることなく

生きて来れたことに、

心から感謝している。

 

 

“大樹“は、若いうちは

自分の思うように

真っ直ぐ上に伸びていくだけだけど

 

歳をとった今は

大きく枝葉を広げ

木陰を作り

旅人に癒しを与える。

 

 

 

私は、感謝の気持ちのお返しに

そんな人になりたい。

 

 

 

何が欲しいか、何をしたいのか、の迷走

 

 

私は、Amazonのヘビーユーザーのほうだと思う。

 

こんなものあるといいなぁ、

そうだ、Amazonさんに相談だ!

 

と思った時には、指が動いている。

 

また、ドラえもんポケットのように、

何か出してくれちゃうので、

すぐ、甘える。のび太だな。

 

 

 

例えば

ゴスペルをやっていた時、

ソプラノだった私は、

黒人の先生に「猫みたいな声」と言われ

クッソー、見とけ、野太い声出してやる、と。

 

何か家で発声練習できるものなーい?

と、ドラえもんに頼んだら、出てきた。

即買った。

 

 

また、ある時は、

体調を崩し、全く寝付けず、

枕のせいかなぁ、と思っていた。

 枕ジャーニーをしていた。

 

そこで、たわし枕というのを知って

すがる思いで買ってみた。

まさに、たわしの枕サイズだ。

ただ

私は、美容師さんも驚く硬い頭皮なので

全然痛くなかった。

 

 

むしろ、美容師さんに驚かれたことが気になり

禿げたら困ると思って、

なんとかして、ドラえもん

と、指で画面をシューとした。

 

あるではないか!

 

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プーさんにモデルを、お願いした。

 

頭皮マッサージヘルメットだ。

気持ちいい!

 

 

 

昨夜は、明日のブログはコノコタチを紹介しよう

と決めて寝た。

 

午前中、さあ書くぞ、のその前に

読者登録している皆さんの記事を読んでいた時だった。

 

じょうとう ひさよし さんの

あなたと わたしへ」を拝見した。

今日は

世間の価値観で人生を決めている人の部屋

というテーマだ。

 

遺品整理のお仕事をされている方。

 

読んでしまった。

全く私だ!これ私だ!

  

 

『何をやりたいか』が決まっている人 『何をやりたかった』かが明確な人の部屋は 流行りのものとは基本的に縁は遠く 当然ですが、専門的なものが多くなっている部屋が目立ちます

世間の価値観で人生を決めている人の部屋 - あなたと わたしへ。

 

 

 何かを買うことで、不安な気持ちや

パーっといい事ないかなぁって気持ちを

とりあえず抑えていたのかもしれない。

 

不思議なほど、ブログをはじめてから

出費が減った。激減だ。

 

 

じょうとう ひさよしさんの言われることが

腑に落ちる。

 

今回、私の記事は

じょうとう ひさよしさんの記事

を読んでいただいて完結します。

 

勝手にお名前連呼してごめんなさい。

 

 

 

「1mmも楽しくない」

 

 

長男は、1人目の子が生まれる前までは

よく迷っていた。

 

仕事が自分に向いていないと。

「仕事で、1ミリも楽しいと思ったことがない」

が口癖のようだった。

 

 

何か、背中を押すような

気の利いたことを言ってやりたのだけれど

ヤツは頑固だ。

 

「僕は仕事が嫌いです!」

と言うのを、そうなんですね、と

聞いておくのが何よりな感じだ。

 

 

しかし、真面目、努力家、向上心、、、

性格を漢字で表すならそんな感じだなと

親ながらちょっと引きで眺めてしまう。

 

例えば、

小学生の時、

サッカーのリフティング100回と自分で決めた時は

達成するまで般若になってやっていた。

 

中学では、勉強法の「俺流」が面白かった。

 

何やら大きなB紙を買ってきて

床の上に広げて書いてたし

英語は、使いかけのB5ノートを半分に切って

「ミスノート」というストイックさが滲み出る

ノートを作っていた。

 

とにかく、息子の勉強する姿を

星飛雄馬の姉の明子が、

電信柱の影から覗いていたように

 

なんかやってるわーって興味深く見ていた。

 

極め付けに、高校受験の年末

大掃除を手伝ってもらったのだが

ひととおり終わったとメドが立つと

 

「お母さん、僕は勉強してもいいですか?」

と職員室の担任にでも話すように

ベランダの私に声をかけた。

 

 

 

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息子の長男が、生まれて1歳半になった頃だ。

こんなメールをよこした。

 

『大切なのは、どんな選択をするかじゃなくて

選択した人生を強く生きるかどうかだ』

 

見ていたドラマで出会ったセリフに

 

「自分の過去も、今もなんら迷うこともなくて

次の岐路に立った時に選択して

またそこから頑張ればいい、

そう思ったら迷わず頑張れそうな気がしてきた。」

 

と感想が加えられていた。

 

父は強し。

 

 

 

 心理学的に

選択に迷う人は優柔不断ではなく

負けず嫌いな人と見るらしい。

 

51対49で、51の方を選ぼうとすると

しかしながら、49を拾わなかったことに後悔したくない

と思う。

 

でも、「いいこと2つない」と河合隼雄が言っている。

49を捨てたからこそ

51の利点を享受できると考えるべき、だそうだ。

 

確かに、息子も、何かを選択した時は

なぜそれを選んだか、しっかり心に留めておきたい

と結んでいた。

 

 

 

いずれにしても

親としては、

子ども達が、どんな選択をして生きているかより

選んだ道で幸せにしている、ということが

何より嬉しい。

 

 

 

キャンセルカルチャー

 

 

先日、Eテレの英語学習番組を見ていて

初めて、この『キャンセルカルチャー』という

言葉を知りました。

 

著名人などの言動を、SNSなどで糾弾し、

放送中の番組を中止に追いやったり、不買運動を起こしたり。

 

とにかくその対象を排除しようとする動きのことで、

2010年あたりからアメリカで問題になっているようです。

 

私が見た番組の中では、

最近の事例をいくつか紹介していました。

 

それらは、日本のSNSの炎上や誹謗中傷のように

ある人の現在の言動に反応するだけではなく、

 

出た杭を叩くように、

10年も前の言動をわざわざ掘り起こして

話題の監督の映画を放映中止にしたり、

 

アカデミー賞の司会者に抜擢されて喜ぶタレントの

昔の決着済みの不祥事を再燃させて引き摺り下ろしたり、

という事例でした。

 

 

 

さてさて、私のブログは

そのようなトレンドワードを深掘り解説ができるような

立派なものではないので、

 

私の身の丈にあったお話をして

読んで頂けたらと思います。

 

 

 

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私は、YouTuberのバイリンガールちかさんが好きです。

900本以上の動画をほぼ全て見ています。

 

登録者のことを『ちかとも』と呼ぶんですが

きっとブロガーの中にも、

ちかともさんは他にもいらっしゃるでしょうね。

 

彼女は、『ちか旅』と称して、世界の国々から

クオリティが高いのに、親しみやすい、旅気分に浸れる

そんな動画をあげる活動をしていました。

 

 

ところが、昨年マレーシアに滞在中、新型コロナウィルス禍の中、

強行帰国したことで、チャンネルは大炎上してしまいます。

 

また、彼女のアメリカ育ちの物言いで

釈明の動画がさらに、火に油を注いでしまったのです。

 

 以後、しばらく活動を休止していました。

 

 

その間

『バイリンガール』というワードをサムネイル

に付けさえすれば、AIが勝手に上位に上げてくれるのか

酷いタイトル(中は見てないけど)の物が

どんどん上がってきました。

 

彼女を叩けば、視聴回数が上がる、そんな空気。

 

 

 

この現象も、キャンセルカルチャーも

事の問題点からは離れてしまっている、

というのが共通点だと思います。

 

ちかさん自身、悲しみの中で、平常心を失って

深く打ちひしがれていたのではないかと、

勝手に心配したのですが。

 

 

彼女が、

強行帰国したことの是非と

外野からの罵詈雑言をひっくるめて

考えてしまうと、

出口を失うと思いました。

 

彼女は、自分の行動について

信頼のおける他者からの賛否については

真摯に受け止めた上で、

 

自分の行動にだけ集中して、判断して、

自分の心の収まりどころを探せばよいよね

と思って応援していました。

 

暴徒と化した人達の問題とは区別するべき、と。

 

 

 

人がネット上で暴徒化する問題は、

社会全体で根本的なところから

取り組まなければならないでしょう。

 

自分が発信したことで大きなウェイブが起こるとしたら

何千何万の人が後をついてきてくれるとしたら

快感なんでしょうね。

 

著名人を引き摺り落とした、大企業を困らす事ができた

人の中の黒い快感が、

判断力や想像力を失わせるのでしょうか。

 

 

番組ではMCの人達が、言論の自由に言及していましたが

その問題とも区別が必要だと思いました。

犯罪まがいな物とも。

 

 

資本主義時代の分岐点として、

人の心への新たな画期的なアプローチが必要だと思います。

 

現代のアドラーユングが現れないかな。

 

 

 

このテレビ番組を見て「この窓」から

思ったことを綴ってみました。

何も建設的でもなく、ごめんなさい。

 

 

ちなみに、ちかさんはもうすっかり元気で

また動画配信しています。

 

  

youtube.com

 

Eテレの番組のURL以下です。

が、残念ながらキャンセルカルチャーの回は見れないようです。

 

https://plus.nhk.jp/watch/st/e1_2021022508040

 

 

親と子と

 

 

親と子の人間模様の舞台と言えば蕎麦屋だ!

ったと思う。

 

一杯のかけそば』ブームは1988年だったらしい。

 

私にも『一杯のかけそば』時代があった。

 

***

 

当時子育て中で、収入は主人の稼ぎだけだった。

買い物の時は、予算内で買えてるか

レジ前で確認する程慎重にしていた。

経済的に余裕はなかった。

 

 

ある夜、やむを得ず私と子ども2人、

3人で外食をすることになった。

 

主人がいないので、私は緊張していた。

安く済ませるように、ラーメン屋さんに行ったのに

幼児の娘が、ラーメンにメンマをトッピングすると言う。

 

(ちょっと待ってよ、メンマっていくらよー)

と心の焦りの半分だけを、娘に向けて

「ちゃんと食べれるの」と言って注文した。

 

山盛りにもられたトッピングメンマは

到底幼児の手に負えるものではなく

相当のメンマ好きのためのようだった。

 

以来このメンマ事件は、メンマで母が幼児の娘に

激怒した事実とともに我が家の語り草となる。

 

一緒に居ながら、母の激怒を事前に防げなかった後悔が

長男として、息子の心に刻まれたのか

 

その後大人になっても、3人で外食する時の兄は

妹の注文にナーバスだった。

 

美味しそうによく食うのが取り柄の娘。

ラーメン屋さん再び。

「私、ラーメンと麻婆どうふとエビチリと、、、、」

間髪入れない

「お前、ラーメンセットにしとけ」

との兄の言葉にピシャッと遮られる。

 

 

***

 

久しく行ってなかった、そのラーメン屋さんに

何年振りかで主人と行った。

主人はご機嫌で、『1人生チュウ&餃子祭り』だ。

 

「小さい頃は2人とも可愛かったなー。

ヤツ(長男)の巣立ちを感じたのは2回。

 

1回目は、中3のサッカーの夏大会の後。

俺とヤツと2人だけで昼飯食いながら

一つ終わってしまった、とあいつが涙を流した時。

 

もう1回は、(大学、進学の時)

 東京のアパートにあいつを置いて帰った時。」

 

 私達の車を見送る息子の姿を

涙でかすむ目で

サイドミラーで見えなくなるまで目に焼き付けた。

 

私は号泣し、高速道路に乗り

東京を離れても泣いていた。

実は主人も泣いていたのだろうか。

 

 

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親と子。

お互い大切な存在だからこそ、行き違うこともあるだろう。

親であり、子である前に

それぞれ1人の人間だから

 

大切な人に対して、どうしたいのか、人それぞれ違うから。

 

私も、親との関係に大いに悩んだ人間の1人だ。

でも、よくも悪くも、「両親が居たから今の自分がある」

 

子ども達にも、そう言ってもらえるだけで、苦労が報われる。

 

 

 

青い鳥の電話

 

 

今朝目が覚めると、久しぶりにあの感覚にのし掛かられた。

重く、どよんとした気分。

 

天気のせいかな。重い雲に覆われている。

ちょうど今日の空と同じ感じだ。

 

 

こんな日こそ、こんな気分こそ

ブログ記事を書いて吐き出して整理しようと起き上がる。

 

 

私は、頭の中がオーバーヒートしてしまうほど

常に考えてしまうタイプだ。

そんな時、黙り込んでしまう。

 

子どもの頃からそうなのだけど。

 

 すぐ黙り込む私に

付き合いはじめた頃の主人は

「今、何考えてるんだ。言えよ。言えってば。」

と両方の二の腕を掴んで、私の身体を揺さぶった。

 

はじめてだった。

こんなに私の頭の中を知りたがってくれた人は。

嬉しかった。

 

 

 

結局は、知って欲しいのだろう。

自分の心の状態を。

だから、ブログは私の最高の健康法だ。

 

 

 

でも、今日は出てこない。

この気分の源に、無意識に重い蓋をしている。

自分にさえ立ち入ることを許さない精神状態がある。

きっと、自分の嫌いな部分か、なんかだ。

 

 

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そんな時

彼からの電話が鳴った。

彼とは、親子ほども歳の離れた男性で

何か精神的は事情があるのか、働いていない。

 

ちょっとしたきっかけで話をしてから

それが、2011年の震災の年だったこともあり

何か不安なことがあると、

訪ねて来て吐き出して行った。

 

コロナは、彼にとって不安材料なのだろう

最近は訪ねてこないで、電話ばかりだ。

 

 

彼の電話を、『青い鳥の電話』と私は心の中で

名付けている。

 

話の内容は、だいたいアニメの女の子の衣装や表情の話だ。

でも、彼は真剣だ。

 

なぜ、それが青い鳥かと言えば、

彼と話すと、自分の傲慢になっている状態をリセット

される気がするから。

 

自分の帰るべき場所へ導いてくれる、ような。

 

なぜか、私がストンと落ちたタイミングを見計らったように

かかってくる。

 

そして、求められて、私なりにアドバイスすると

とても素直に受け入れて、

時には、すごいなぁ、成長してるなぁと感心する。

 

その時、ちょっとだけ私の心の重い蓋が開く。

私も素直になれる。

 

今日の話題も、単純なことだったけれど、

今日はもう自分で答えを持っていた。

 

それどころか、

「確か2年前、耳鳴りがすると言ってましたけど、

最近は大丈夫ですか?」

とキリ際に加えてくれた。

 

 

 

 私は、何かを追いかけて右往左往してしまう。

理想というと綺麗だけど、本質的な欲求?

右へ右へと脇目もふれず走っては疲れ

じゃ、左かと左へ突き進んだところで見つからない。

がっかりする。

 

そんな時は、とりあえず家に帰ってくつろぐのが良い。

案外、青い鳥は自分の家で見つかるものだ。

 

 

 

 

アベ、部活やめるってよ。

お題「#この1年の変化」

 

 

私が、昨年の今頃、

緊急事態宣言の第一報を耳にしたのは

ちょうど、この『桐島部活やめるってよ』と

同じトーンだった。

 

 

あの夜 

8:00 からの授業に数分遅れて来た中3の女子が、

部屋に入るなり、ビッグニュースとばかりに言った。

 

「月曜日から、学校休みになるって!」

みんなが入り口の彼女に注目する。

「なんのこと?誰が言ったの?」と私。

 

「アベが言った。」

「アベ って誰よ?」

「シュショウ。」

 

軽い。。。。

 

 

ということわけで。

コロナで大混乱の、この1年のことを

身近なニュースなどで印象に残った言葉で

重くならず、振り返ってみようと思う。

 

 

 

4月末の夕方のニュース。

子ども達が公園で遊んでいると、

市の職員がやって来て

「はい、もうおしまい。 どいて!」

と、次々と遊具に黄色テープを貼り始める。

 

子ども達は、

「えー!あっちのもー?」「全部ー?」

「せめてブランコは残してー」

という女の子の悲痛な声も虚しく、容赦なく封鎖されていく。

「遊具使えなかったら公園じゃないし!」

と反撃する子ども達。

 

いいぞ!と無責任に、私は子ども達を応援する。

そして、ついに

「ねぇ、これ何対策!?」と怒りを表した少年。

 

いや、いや、あんたそれ何対策までわかってたら

そりゃコロナやでー、コロナしかないわー。

と、ミルクボーイのコーンフレークで

お茶の間から突っ込んだ。すでに懐かしい。

 

 

 

また、4月の入学式ができなかったピカピカの

1年生にマイクが向けられる。

「どうですか?入学式できなかったね。」

女の子は

「悲しい。コロナさん、謝っても許さない。」

 

そう。その通りです。

標語のように綺麗にまとめてくれました。 

 

 

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心温まる話題もあった。

藤田保健衛生病院が新築未使用の建物に

大勢の旅客船の感染者を引き受けた。

その向かいにある岡崎小学校のお話。

 

 ところがそのために

塾などで近隣他校の子達に「コロナ小学校」と

陰口を言われてしまうことになる。

 

しかし、そんな中から

6年生の男の子が立ち上がり、

風評被害に辛かった自分たちより、

実際の患者さんや病院スタッフの方が

もっと大変じゃないだろうか、とみんなに問いかける。

 

子ども同士で考えて

お隣の病院に寄せ書きをしてエールを送ったそうだ。

 

私はお茶の間から、惜しみない拍手を送った。

 

 

 

ある料亭では、全くお客さんがないのならと

地元のひとり親家庭の子達を集め

勉強会の場として店を開放した。

 

それだけではなく、

簡単に、カップ麺やレトルトでも、

昼食も提供しようと提案した社長に対して

料理長は、

自分のプライドにかけて手抜き料理はできない、と

毎日美味しい料理を作って出したという。

 

さらに、商店街の人達がそれに賛同し、

各店舗の商品を出し合ったという。

 

こう言うのは、たまらない。目頭が熱くなる。

 

 

 

 

得体の知れない敵、といううちは本当に混乱していた。

色々わかって来たところで、問題は山積している。

 

 

今日はその山に手をつけると

終われないので、

会いたくても会えない、4歳の孫との

LINEでの会話で、落ちないかも知れないが、

 

おしまいにします。

 

 私「新幹線に乗れるようになったら、

  会いに行くからね」

 

孫「えー、ばんちゃん、新幹線乗れないのー!?」

 

ブランコ一人で乗れないのー!?みたいな、、、、。